2023年9月10日(日)晴れ
夏季用2023年青春18きっぷの利用は、今日が最終日です。
今回は、谷川岳に行くことになりました。日帰りで谷川岳山頂まで行くには、早い時間の新幹線を利用しなければなりません。青春18きっぷの旅で、普通電車を乗り継いで行く旅では、今回の時間に着くのが精一杯で、山頂までは行けません。せめて、谷川岳の雰囲気だけでも味合うことになりました。
集合は、宇都宮線・高崎線浦和駅、中央改札口6時30分です。コースは、JR東京・上野ライン浦和駅⇔高崎駅⇔水上駅⇔土合駅⇔谷川岳ロープウエイ土合口駅(ロープウエイ)⇔天神平駅⇔天神尾根 熊穴沢避難小屋 歩程約2時間、電車は往復約6時間です。
皆さん早めに来ていたので、予定していた電車より1本早い電車に乗ることにしました。
6:34 高崎行きに乗車。
高崎駅から水上駅に向かう空は、重い曇り空で雨が降ってきそうです。お天気はくずれるかなと心配になりました。水上駅を過ぎると日差しがありました。
9:52 土合着。土合駅下りホームは新清水トンネルの中にあり、地上より高低差81mのモグラ駅です。土合駅の1日の乗降客は20人と書いてありましたが、ホームは下車した人達で混雑しています。登山者だけではありません。観光客、鉄道マニア風の人までたくさんの人です。電車の進行の前からと、電車を見送る人達、いつもの下車駅と雰囲気が違います。
ここから462段階段を上ります。階段は5段ごとに区切られていました。
私が初めて来た時は夜行列車で、夜中にザックを背負った大勢の登山者が、一斉に階段をめざし上る姿でした。今日も登山者もいますが、モグラ駅の階段を珍しそうに楽しむ人たち、ここは観光地になっていました。私達も記念写真を撮りました。
トンネルの階段が終わると、湯檜曾川と国道291号を越える連絡橋が、駅舎へとつながっています。駅舎まで24段の階段があり、486段になります。
土合駅(633m)の時刻表です。上下線とも1日各5本です。土合駅は無人駅で、切符の自動販売機はありません。赤い箱は「乗車駅証明書発行機」と書いてありました。
土合駅舎と「ようこそ日本一のモグラえき土合へ」の看板
谷川岳ロープウエイ駅行きのバスが来るみたいなので、乗ることにしました。交通系ICカードが使えました。料金は¥210-でした。
10:25 谷川岳ロープウエイ土合口駅(750m)着、さっそく乗車券を買うために並びました。乗車券は往復¥3000-でした。
ロープウエイにはすぐに乗れました。天神平駅まで15分です。窓から見える山はまだ紅葉には早く、濃い緑です。
10:50 天神平(1320m)着。正面は。少し雲がかかっている白毛門です。
日本百名山、谷川岳に来たという興奮があります。歩く気満々の私達は、直ぐに出発することにしました。私たちの帰りの電車は15:34です。ここへ14時までに戻るように歩くことを、申し合わせました。
10:50 出発です。天神尾根を熊穴沢避難小屋まで歩きます。往復約2時間です。地図を見るとトラバースするような道です。雨が降った後のようで濡れていました。
若い登山者に追い越されていきます。彼らは車で来たのかなと、考えてしまいます。もう11時過ぎています、日帰りするならば、9時までにはロープウエイに乗るようにと書いてあったので、心配になります。
急な階段です。濡れているので滑らないように慎重になります。
11:50 熊穴沢避難小屋(1465m)着、時間通りです。ここで休憩していたグループが出発して行き、私達だけになりました。昼食休憩、皆さんたくさんの食べ物を持ってきたので食べきれないくらいでした。
昼食が終わって、写真を撮っていると、独りの若い女の子が下山して来ました。「撮りましょうか?」と言ってくれたので、撮ってもらいました。前日に麓に泊まり、山頂に行ってきたそうで、今日は谷川岳登頂3回目と言っていました。
12:25 休憩をするという彼女を置いて、私達は出発、登ってきた道を戻ります。
谷川岳山頂は、霧がかかって見えません。頂上から下ってくる登山者が多くなり、追い越していきます。
13:30 天神平に戻りました。予定した時間より早く着きました。
13:41 束の間、谷川岳山頂が見えました。すぐにまた雲に隠れてしまいました。
13:45 ロープウエイで下ります。
14:05 上毛高原行きのバスに乗車。土合駅まで歩くつもりが、ちょうどバスが来たので乗ることにしました。乗車する電車には十分に間に合います。
14:08 土合駅着。駅前のレストランで、
今回の青春18きっぷの旅の無事終了に ”乾杯!”
15:00 土合駅に戻りました。土合駅の駅務室は喫茶店「mogura」になっています。コーヒーのいい香りがしていました。
土合駅上りホームは、清水トンネルと第四湯檜曽トンネルの間にあります。
駅名が夏草で隠れています。
15:34 水上行きに乗車。4輌編成の電車は満員でした。今朝、私達と同じ電車で来た人達かも知れません。水上駅で高崎行きに乗り換えたのですが依然満員でした。電車が停車駅で停車しても、下車する人がほとんどいません。皆さん、私達と同じ”青春18きっぷ”の人たちではと、確信しました。
18:40 浦和駅着、改札を出て、私達の解散です。お疲れさまでした。今回も楽しかったです。次回も宜しく!
それぞれの電車で、帰宅しました。
行きも、帰りも、電車の乗り継ぎがスムーズにできるように電車のダイヤが組まれていたので、気持ち良く乗り継ぎができました。
今回のブログは長くなってしまいました。土合駅だけでも面白いので、内容が2つになってしまいました。
土合駅に初めて来たのは、山歩きを始めたばかりの山の会に入って間もない頃、谷川岳を西黒尾根から登るというものでした。その頃は、夜行列車で少し遠いところの山に行くのが普通でした。土合駅に、夜中に着き、先輩に、明るくなるまで駅の待合室で寝るように言われ、硬いコンクリートの上に寝たことを思い出しました。その頃と駅舎は変わりませんが、駅務室が喫茶店になっているとは思いませんでした。