関東ふれあいの道 埼玉県

関東ふれあいの道東京都の巻神奈川県の巻

08-.秩父盆地を眺めるみち

2009年6月13日(土曜日) 
 関東ふれあいの道を歩き始めて、今月でちょうど1年になります。ふれあいの道を一人ではなく、仲間と歩くことによって、周囲の風景をじっくりと見るようになりました。同じ感動を共有する仲間がいるということは、世界を広げてくれます。いままで、あまり関心が無かった木や花などの季節ごとの変化に、素直に感動することが出来ました。
 私達は、順番にこだわらず、その時々に歩くところを選んでいるので、東京都と埼玉県を、行ったり来たりしたため、7コースしかない東京都の道を皆で、やっと、5コースまで歩き終えたところです。残り2コースは、全員が揃う時に歩き、皆、同時に完歩するとことにしました。今日は、1人不参加です。そのため今回は、埼玉県で最も短いコースを歩くことにしました。
 今回のコースは、秩父鉄道皆野駅→(バス)→風戸(ふっと)入口→猿岩→破風山(はっぷさん 標高626.5m)→札立峠→水潜寺(秩父札所34番結願寺)→札所前→(バス)→皆野駅 4.3キロ、歩行時間約2時間です。水潜寺から秩父華厳の滝へ行く予定でしたが、今回は、また今度ということで寄りませんでした。
 梅雨の曇り空、蒸し暑く、午後から雨が降るかもしれないという天気予報でしたので、雨具を持って出かけました。
 山は春にあんなにあった色とりどりの花は少なくなり、紫陽花が咲き、柔らかい緑の若葉から濃い緑の青葉に変わって、すっかり初夏になっていました。
10:15発の町営バスで、皆野駅から登り口の「風戸入口」へ向かいました。バスは地元の方が2人と温泉に行くらしい観光客が2人、そして、私たちハイカー5人でした。途中私たち以外の乗客は下車、「風戸入口」で私たちが下車すると、バスはもう乗客はいませんでした。
10:35 風戸入口に到着。私たち3人でゆっくり歩き始めました。

通り過ぎてしまいそうな民家の横に、破風山への登り口がありました。

風戸集落の周辺は畑で、いまは、ジャガイモなどを栽培していました。

 ジャガイモの花です。

今回一緒に歩いている2人は、家庭菜園やガーディニングをやっています。そんなこともあって二人とも、花や野菜など植物に詳しく、野草を見つけるのも早く、さっと花の名前を教えてくれます。まったく植物のことは詳しくない私は、いつも感心しながら二人の話を聞いています。







なだらかな登りの林の中を歩いて行きます。
11:55 「猿岩」到着。木の葉の陰になって、岩がどのような形なのか良く見えませんでした。「猿岩」というのですから、きっと猿のように見えるのでしょうね。
 ここで、写真を撮らなければならなかったのですが、破風山山頂で撮るものと思い込んでいた私達は、写真を撮ることを忘れていました。破風山山頂で地図を広げた時に間違いに気が付きましたが、完歩を目的にしないということで、戻ることはしませんでした。実際は戻るのが嫌だったからだと思います。

12:10 破風山山頂に到着。今回はとてもゆっくり歩いています。違うルートから登って来ていた男性がいました。「どこから、ですか?」などと言葉を交わしてから、男性は出発していきました。私たちは、ここで昼食をとることにしました。
 破風山山頂からは、本来ならば秩父盆地が綺麗に一望できるのですが、今日は季節がら靄が濃く、眺望がききませんでした。冬の空気が澄んだシーズンでないとやはりダメなのでしょう。
 破風山の名前は、山の形が家のつくりの破風(はふ)からきています。
12:50 破風山山頂出発、水潜寺までは約40分です。
13:05 札立峠到着。秩父はいたるところに巡礼を思わせる地名があります。

13:45 水潜寺、秩父札所34番・日本百観音の結願寺到着。私たちが到着した時は札所めぐりの人達はいませんでした。

14:19 札所前から町営バスで皆野駅に向かいました。
14:55 皆野駅発の電車で帰宅

 皆野駅で帰りの電車を待っていると、羽生方面へ向かう乗客に向かって駅員さんが「各駅停車の電車は、SLの後に来ます」と叫んでいました。私達はその言葉を聞いて、慌ててザックにしまったカメラを取り出し、ゆっくりと入ってきたSLにカメラを向けました。


 4月に美の山公園から下山していた時に聞こえた汽笛は、この時間に走っていたいたSLでした。子供の頃、私の田舎の新潟で"電車"ではなく"汽車"だった頃、よく駅や近くの線路へ汽車を見に行きました。シュッ、シュッと蒸気を上げて、車輪がゆっくり回り始め、そして、全力で走りだす。その様の力強さに圧倒されて、毎回、ワクワクしながら見に行きました。子供だったので、線路の土手を走る汽車の車輪が見上げるような大きさでした。今、目の前を走っているSLを見ながら、そんな子供の頃を思い出しました。

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